【特許取得のお知らせ】顧客や従業員の体験毎に生じる感情を調査・分析・可視化する技術を独自開発
2017.08.02
須藤 勇人
2015年よりエモーションテックに参画。マーケティング部門の責任者を経て、2018年からはEX事業領域責任者として、企業のEX(従業員体験)向上支援サービスを開発し、企業の従業員エンゲージメント向上を推進。「実践的カスタマー・エクスペリエンス・マネジメント」著者。
株式会社Emotion Tech(東京都中央区 代表取締役:今西良光)は、顧客や従業員の、体験毎に生じる感情を調査・分析・可視化する技術を開発いたしました。本技術に関連し、平成29年7月21日、新たに特許を取得しましたのでお知らせいたします。
特許番号 :特許第6176813号
特許の名称 :ユーザが評価対象を評価した結果を分析するためのコンピュータシステム
およびそのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラム
■ 背景
昨今、各市場での競争の激化、インターネットの普及により口コミが収益に与える影響が増大しており、企業や団体の「顧客体験向上」への注目が世界的に高まっています。
顧客体験の向上のための取り組みをCXM(カスタマーエクスペリエンスマネジメント)と呼びますが、今までのCXMには下記の様な問題があり、取り組みを収益に結びつけることが難しいとされていました。
・各顧客体験(CX)の改善施策が、定性的な「解釈」や「想像」に依存しやすい
・収益に対する改善施策の影響度合いがわからず、活動が非効率的
・認知~検討~購入~フォローなど顧客接点が多岐にわたるため、部門横断的に比較する手法がない
このような課題を解決するため、各CXの正確な評価・改善のためのアンケート調査設計、分析、可視化を可能とする技術を開発いたしました。
■ 特許の概要
今回新たに取得した特許では、収集した感情データをもとに、「各CXに対するプラス評価/マイナス評価」を測定します。そして、これらの影響度をもとに、商品やサービスのNPS®*や満足度に対して「重要度の高いCX」「改善が必要なCX」を特定し、効果的な改善施策を提示します。
また、各CXをフロー(流れ)として捉え、カスタマージャーニーとしてデジタルに可視化することで、重要度が高く、かつ改善を要するCXを明確に把握することが可能となります。
*「NPS®(ネットプロモータースコア)」…顧客ロイヤルティを数値化する指標。満足度と比較し収益相関性が強く、アメリカの売上上位企業(フォーチュン500)のうち3分の1以上が活用する
なお、当技術は今後、弊社のクラウドシステムに搭載され、アンケートデータの分析・可視化をリアルタイムに自動化することが可能となります。
■本件に関するお問い合わせ
株式会社Emotion Tech
マーケティング本部 広報担当 岸
TEL:070-1513-9873
E-mail:m.kishi@emotion-tech.co.jp