“投資家体験”向上を支援する「EmotionTech IX」の提供開始。IR活動などを投資家が評価、企業価値向上に繋がる要因発見を支援。 | 株式会社エモーションテック

“投資家体験”向上を支援する「EmotionTech IX」の提供開始。IR活動などを投資家が評価、企業価値向上に繋がる要因発見を支援。

2022.06.01

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エモーションテック 編集部

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株式会社Emotion Techは、2022年6月1日(水)より、IR活動や事業活動に関する評価を投資家から収集・分析することで、企業価値向上につながる重要な要因発見を支援する新サービス「EmotionTech IX」(※1)を開始いたします。その第一弾として、6月以降に開催される株主総会にて議決権行使を行う個人投資家を対象としたトライアルパッケージの提供を開始し、順次提供サービスの幅を広げていきます。

(※1)IXとは…Investor Experienceの略称で「投資家体験」を指す名称。企業がIR活動や事業活動を通して、株主や投資家に提供する体験のこと。

実施背景

現在、企業はその活動において消費者や投資家などのステークホルダーと対話することの重要性が指摘されています。「持続可能な社会の実現」という目的における企業の役割が国内外で問われるとともに、SDGsへの取り組みやESG投資において非財務情報も重要視されています。このような動きと足並みをそろえて、2022年4月より東京証券取引所では新市場区分も開始されており、企業は営利を追求するだけでなく、多様なステークホルダーとの対話と相互理解の過程のなかで、自らの存在意義を定義することが求められています。

これまでEmotion Techは、ステークホルダーの一員である「顧客」および「従業員」の感情データ(※2)の収集を通して、顧客ロイヤルティや従業員エンゲージメントの向上に繋がる重要なCX(顧客体験)(※3)、EX(従業員体験)(※4)を発見・分析することで、企業価値向上の支援をしてまいりました。

今回発表する「EmotionTech IX」は、昨今の時流を捉え、ステークホルダーの一員である「投資家」を対象にした新たなサービスです。

これまで投資家の感情を知る手段は一般的なアンケート調査が多く、企業価値向上の具体的な要因を詳らかにするには不十分でした。「EmotionTech IX」は、投資家の声を収集し分析することによって、企業価値向上に繋がる重要な要因を発見することができます。

今後Emotion Techは、これまでの顧客体験(CX)、従業員体験(EX)向上の支援で培った知見を拡げ、新たに投資家体験(IX)向上を支援していくことで、企業の持続的な企業価値向上に寄与します。

(※2)感情データとは…人の感情に関するデータの総称。Emotion Techでは、主に調査対象者から収集したアンケート回答や、行動ログ・購買情報を基に、商品・サービスへのロイヤルティや満足感などを定量化したスコアを指す。
(※3)顧客体験とは…顧客やユーザーが、企業の商品・サービスに興味を持ち、その商品・サービスを利用するまでの一連の体験のこと。CXはCustomer Experienceの略称。
(※4)従業員体験とは…従業員が働くことを通して得る一連の体験のこと。EXはEmployee Experienceの略称。

 

「EmotionTech IX」サービス概要

「EmotionTech IX」は、当社が考案したIXM(Investor eXperience Management)の考え方に基づき設計されています。IXMとは、企業がIR活動や事業活動などを通して提供する体験の中で、投資意欲につながる要因を発見し体験の質を向上させることによって、投資家との良質で長期的な関係構築をしていく手法のことです。

企業価値向上に係わる「保有期間」や「保有意向」、「投資意向」などの事業KGI・KPIと「投資ロイヤルティ」および「事業活動、ESG活動、IR活動の評価」との関係性を、独自の統計解析技術(特許番号:特許第6176813号)を用いて定量的に把握することができます。

そのため、企業の経営者やIR担当者は、どの投資家体験を改善すれば企業価値の向上に繋がるのかを明確に把握することができます。

トライアルパッケージについて

「EmotionTech IX」の第一弾として、6月以降に開催される株主総会にて議決権行使を行う個人投資家を対象としたトライアルパッケージを提供します。当社が設計した専用アンケートを用いて議決権行使ウェブサイトなどを活用して感情データを収集し、分析結果はレポートにて提出し、報告会も開催します。

詳細はこちらから

サービス利用者(実証実験協力企業)からのコメント

株式会社ココナラ 経営管理部ファイナンスチーム IRマネージャー 川口 智弘氏
当社サービスではCtoCの取引が多いため、個人投資家による弊社株式売買が活発です。その結果、個人投資家の売買動向が弊社の株価に与える影響は小さくないと考えています。機関投資家とは1on1ミーティングを通じてコミュニケーションを積極的に行っておりますが、個人投資家に対してはIR動画の発信等を行なっているものの、こちらからの発信が一方通行になりがちで、個人投資家の考えている内容を知る機会がないため困っていました。Emotion Techさんのソリューションでは、直接個人投資家にアンケートができ、回答も想像していたよりも多く集まりました。その結果、個人投資家の考えの傾向を掴んだ上でのIR発信ができるようになりました。今後も株主総会のタイミングで定期的にアンケートを実施していきたいです。

株式会社プレイド Corporate Finance / IR Accelerator 高橋雄佑氏
当社は2020年12月に上場し、以降、IR面談や会社説明会、株主総会など様々な形で投資家の皆様と接点を持ってきました。その中で感じていた課題は、IR活動に対する投資家の皆様からのフィードバックが容易に得られない、あるいは得られても体系的な整理が難しく、活動の改善に活かしきれないという事でしたが、「EmotionTech IX」導入により継続的かつ体系的にフィードバックの整理ができ、良い示唆を得ることができました。特にロイヤルティ指標として「推奨度」を置いて投資活動と推奨度とIR活動や事業活動をクリアに整理できたのが良かったです。初めは株主総会のタイミングで既存株主に一斉調査を行いましたが、今は四半期決算のタイミングでの機関投資家面談後等の接点ごとにアンケートを実施しています。

※「EmotionTech IX」は現在特許出願中(特願2022- 81639)です

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