ChatGPTで使えるテキストマイニングのプロンプトまとめ
更新日:2025.03.14


梅川 啓
株式会社エモーションテック Marketing Manager
複数企業の事業責任者を歴任したのち、2020年よりエモーションテックにCXコンサルタントとして参画。製薬会社や金融機関、化粧品メーカーのNPSプロジェクトやCXマネジメントの支援に携わる。2022年よりマーケティングに従事し、各種セミナーやイベントに登壇。
生成系AIとして注目を集めるChatGPTですが、実はテキストマイニングやNLP(自然言語処理)に関連した活用も多くの可能性を秘めています。入力されたテキストからキーワードを抽出したり、感情分析を行ったり、要約や分類を行ったりといった作業を、自然な文章で指示できるのが強みです。本記事では、「ChatGPTで使えるテキストマイニング向けのプロンプト事例」をいくつか紹介します。実際のオペレーションで試しながら調整してみてください。
目次 [閉じる]
1. キーワード抽出を行うプロンプト
テキストマイニングの基本的な作業の一つが、文章から主要なキーワードを取り出す作業です。ChatGPTに以下のようなプロンプトを与えることで、文章中の重要語句を列挙させられます。
以下の文章から5つの主要なキーワードを抽出してください。文章は:
「ここに対象のテキストを貼り付ける」
上記のように指定すると、ChatGPTが入力文章を解析し、ポイントとなる語句をリストアップしてくれます。数を指定することで、抽出結果をより絞り込みやすいのが特徴です。
2. 感情分析(センチメント分析)プロンプト
顧客の口コミやSNSの投稿などからポジティブ/ネガティブ/ニュートラルといった感情を素早く把握したい場合に便利です。以下のようなプロンプトが例として挙げられます。
以下のテキストの感情をポジティブ・ネガティブ・ニュートラルのいずれかで評価してください。その理由も簡単に説明してください。
テキスト:
「ここに対象のテキストを貼り付ける」
ChatGPTが文章のトーンや文脈を解析し、どの感情に該当するかを判断してくれます。回答の理由づけを追加で求めることで、判断の根拠を補足説明として得られるのがポイントです。
3. 要約プロンプト
長文の記事やレポートをざっくり理解したいときは、要約が非常に有効です。ChatGPTに依頼する場合、以下のように指示します。
以下の文章を300文字程度で要約してください。
文章:
「ここに対象のテキストを貼り付ける」
文字数(またはワード数)を指定することで、適度にコンパクトにまとめてもらうことが可能です。論文やニュース記事のハイライトを捉えるのにも役立ちます。
4. テーマ分類プロンプト
複数の文章があったときに、それぞれが何をテーマとしているかを分類したい場合に使えるプロンプト例です。
以下の文章リストを、それぞれの主要テーマに基づいて分類してください。
可能であればカテゴリー名も提案してください。
1) ...
2) ...
3) ...
ChatGPTに複数のサンプルテキストを与え、どのようなテーマやカテゴリーに分けられるかを検討させます。タグ付けやフォルダ分けに活用すると便利です。
5. エンティティ抽出プロンプト
テキストマイニングにおいて、人名・地名・組織名などの固有表現を抽出するのも重要な機能です。ChatGPTには以下のように頼むことができます。
以下の文章から人物名・地名・組織名をそれぞれ抜き出してください。
文章:
「ここに対象のテキストを貼り付ける」
企業リスト作成や記事要約など、多様なシーンで使えるプロンプトです。
6. 単語頻度ランキングを作成するプロンプト
文章内でどの単語が頻出しているかをランキングで知りたい場合に便利な手法です。ChatGPTに以下のプロンプトを提示できます。
以下の文章に含まれる単語を数えて、出現頻度の高い順にTOP5を教えてください。
文章:
「ここに対象のテキストを貼り付ける」
ただし、同義語の集約や除外単語の設定など高度な調整が必要な場合は、追加の指示を盛り込むとより正確な結果が得やすいです。
7. 時系列の流れを分析するプロンプト
特定のワードに関する言及が時系列でどのように推移したかを把握したい場合、あらかじめ日時とテキストのペアを用意しておき、以下のように指示します。
次のテキスト(それぞれに日付がついています)について、「〇〇」キーワードの登場頻度を時系列で整理して分析してください:
[日付 - テキスト]
[日付 - テキスト]
...
ChatGPTはリスト化されたデータを解析して、トレンドや増減の要因を言語化するサポートもしてくれます。
使い方のコツ:プロンプト設計と修正を重ねる
ChatGPTをテキストマイニングに活用する際、プロンプトの内容と追加指示が精度を大きく左右します。抽出対象や形式を明確に伝えたり、回答スタイルを指定したりすることで、より使いやすい結果を得られるでしょう。また、一度のやり取りで完璧なレスポンスを期待せず、修正や追質問を行いながら最適化するのがおすすめです。
関連記事:
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まとめ:ChatGPTの柔軟性をテキストマイニングに活かそう
ChatGPTは単なる文章生成だけでなく、テキストマイニングの補助としても活用価値が高いツールです。キーワード抽出や感情分析、要約、分類、エンティティ抽出など、多彩なタスクを自然言語で依頼できるのが大きなメリットと言えます。
ただし、内容の正確性は入力データやプロンプト設計にも大きく依存します。用途に合わせたプロンプトを試しつつ、修正・改善を繰り返してみてください。きっとあなたの作業効率とインサイト発掘力を高める一助となるでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. ChatGPTを使ったテキストマイニングは無料で行えますか?
A. ChatGPTには無料版と有料版(ChatGPT Plus)があります。無料版でも基本的な機能を利用できますが、リクエスト制限やレスポンス速度などに制約がある場合があります。用途や頻度に応じてプランを検討すると良いでしょう。
Q2. 日本語の文章に対しても正確にキーワード抽出や感情分析を行えますか?
A. ChatGPTは日本語にも対応しており、キーワード抽出や感情分析をある程度正確に行えます。ただし、専門用語やスラングなど一部表現では誤判定が起こる場合もあるため、結果を吟味する姿勢が必要です。
Q3. 大量のテキストを一度に処理したい場合、どうすれば良いですか?
A. ChatGPTにはトークン制限(やりとりで扱える文字数の上限)があります。テキストを分割して複数回リクエストする方法や、API経由でデータを分割送信する方法などを検討してください。また、別のプログラムとの組み合わせも有効です。
Q4. 回答結果のカスタマイズやフォーマット指定はどこまで可能ですか?
A. ChatGPTに「JSON形式で出力してほしい」などと明示すれば、ある程度のフォーマット調整が可能です。ただし、応答が常に完璧な形式になるとは限りません。再リクエストや追加指示で細かく修正するアプローチがおすすめです。
Q5. テキストマイニング結果の信頼性をどのように担保すればいいですか?
A. ChatGPTの応答は統計的な言語モデルに基づくため、誤判定や推論の飛躍が起こるリスクがあります。最終的な判断の前に人間がレビューしたり、他のツールや分析手法と併用して検証を行うと信頼性が高まります。
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