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組織診断・組織サーベイとは
企業が自社の組織のパフォーマンスを向上するために、現状の組織の状況から問題点や改善点を把握し、適切な打ち手を特定するための調査を指します。組織の状況を把握するためには、個々人の状況を把握するアプローチもありますが、チームの健全性や生産性を把握することで組織の現状を特定するものです。
組織診断の目的と種類
組織診断の目的は、メンバーが共通の目標を有し、目標達成のために協働するための集団として、どのような状態にあるかを可視化することです。組織はメンバーの集合体であるため、どのような切り口で可視化・数値化するのかを設定する必要があります。一般的には全従業員を対象としますが、問題意識に応じて年代、入社時期、部署、役職・職位等などのセグメントごとに調査を実施することがあります。
切り口の設定例は以下のようなものがあります。
従業員の満足度から組織診断する
従業員が働いている会社をどのように認識・評価しているかという従業員の満足度を数値化して、組織の状況を把握します。総合的な満足度の他、経営方針、職場環境、上司のマネジメントなど様々な観点で組織の状況を可視化・数値化します。
従業員のロイヤルティ・エンゲージメントから組織診断する
従業員が会社にどの程度忠誠心や愛着を持っているか(ロイヤルティ)や従業員と会社がお互いに貢献し成長できる関係になっているか(エンゲージメント)を数値化して組織の状況を把握します。eNPS℠¹(Employee Net Promoter Score)と呼ばれる指標で数値化されることもあります。
eNPS℠はアメリカの大手コンサルティング会社であるベイン・アンド・カンパニーのF・ライクヘルド氏が提唱した、顧客ロイヤルティを可視化する指標であるNPS®(Net Prmoter Score)をアップルが店舗で働く従業員のロイヤルティマネジメントに活用し始めたところから普及しました。
一般的にeNPS℠が高い社員ほど、実際にその会社で働くことを推奨したり、離職率が低いだけでなく生産性が高くなる傾向にあるため、eNPS℠を向上させる取り組みは採用コストの削減や収益性を向上させることにつながると考えられています。
eNPS℠を活用した調査方法や、調査事例についてはこちらの『eNPS℠とは?』をご参照ください。
関連記事:
従業員エンゲージメントとは?人的資本経営の観点からも解説
従業員個々人の業務遂行状況から組織診断する
従業員個々人や管理職がそれぞれのミッションや役割を適切に遂行しているかを可視化・数値化して組織の状況を把握します。対象者を設定し、個々人が自己の業務遂行状況を自己評価するほか、業務上関わる上司や同僚、部下からも評価を受け180度もしくは360度評価でそのギャップを分析することもあります。
組織診断のフレームワーク
組織診断の目的や組織の状況を把握する切り口に応じて、設問設計のフレームワークは変わってきます。分類としては、会社(ビジョン・社会的意義・社風・風土)上司(チームマネジメント・指導・育成)仕事(業務内容・業務量)制度(評価・教育・勤務条件・福利厚生)などの観点を網羅して設計します。分析においては、相関分析、因果関係分析、構造分析などの手法を用いるほか、従業員の期待値と現状の評価のギャップを分析する場合もあります。
組織診断の際の具体的な質問設計などはこちらの記事を参考にしてください。
『従業員満足度調査 ~アンケートの作り方・今すぐ使えるDLテンプレート~』
組織診断の方法とツール
組織診断では対象となる従業員に対して、アンケートを実施して設問に対する意識や評価を回答してもらいます。その後データを集計・分析して、問題点や示唆の抽出を行います。アンケートは無料のオンラインツールを活用し、エクセル等で分析をすることになりますが、アンケート回答の進捗管理や集計・分析業務の負荷も高いため、アンケートの回答・集計・分析サービスを利用することもあります。
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